現在「1861」に展示中の車両をご紹介いたします。
La Ferrari
La Ferrariは、2013年3月のジュネーブショーで発表されたスペチアーレで、フェラーリ創業55周年となる2002年にワールドプレミアされたEnzo Ferrariの実質施的な後継となるモデルです。
発表された総生産台数は499台。車名の"La"はイタリア語の女性単数名詞に付く定冠詞で英語では"The"にあたり、車名は「フェラーリの本質であるエクセレンスを最大限に表現。エクセレンスとは、技術的革新、性能、先見的なスタイリング、ドライビングスリルなど、すべての面において秀でている」(フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼーモロ談・当時)ことから命名されました。
ボディサイズは全長4702×全幅1992×全高1116mmで、ホイールベースは2650mm。搭載されるパワーユニットは、最高出力800psの6.3リッターV12自然吸気エンジンに最高出力163psのモーターを組み合わせたHY-KERSと呼ばれるハイブリッドシステムで、システム合計では963psの歴代最強となる数値を誇っています。シャシーはカーボン製で、F1マシンと同じ設計・および生産手法が採用されました。0-100km/hは3秒未満、0-200km/hは7秒未満、0-300km/hは15秒、最高速は350km/h以上という卓越したパフォーマンスを備えています。
フェラーリの自社サーキットであるフィオラーノのラップタイムは1分20秒以下で、この数字は当時のフラッグシップモデル、F12 Berlinettaより3秒以上速いものでした。